カフェの密度は人口2千人に1店 貴州省貴陽がコーヒー都市に

おしゃれカフェ

中国貴州省貴陽市は、コーヒー豆を1粒も生産しないにもかかわらず、至る所にカフェがある。バリスタ競技などコーヒーの大会優勝者も多く輩出することから、中国西南部の「コーヒーチャンピオンの都市」とも呼ばれる。

貴陽市のコーヒー産業はここ数年で急速に発展した。常住人口600万人余りに対してカフェは3千店以上あり、2千人に1店という店舗密度は全国で最も高い都市の一つに数えられる。コーヒー関連の国際・国内大会の優勝者も多く、「チャンピオンコーヒー」の味を求めて多くの観光客が訪れている。

貴陽市でカフェ「黒石珈琲」を運営する雷鳴(らい・みん)さんは、貴陽にコーヒー文化が根付いた理由に地元の消費習慣や業界のレベル向上を挙げた。同市では2000年前後に「宜北町」のような比較的早い時期の茶飲料ブランドが登場し、06年前後に「土壤(Soil Cafe)」「閲読時光(Coffee Reading)」などスペシャルティコーヒーを売りにするチェーン店が現れ、市場の消費習慣を育んだ。雷さんは、貴陽では茶飲料もコーヒーも日常的な消費であり、消費の土壌が貴陽のコーヒーの生き残りと発展を決めたと指摘。貴陽では1980年代生まれ以降の世代の多くが学生時代にカフェで宿題をし、おしゃべりで気分転換した経験があり、世代を超えた消費習慣になっていると述べた。

貴陽のスペシャルティコーヒー店は、地元の風物とコーヒーの風味を革新的に融合させ、バラ科の「刺梨(とげなし)」の果実やドクダミを配合したアメリカーノなどの特製ドリンクを生み出してきた。雷さんは、貴陽のコーヒーは少なくとも5年前には地元の風味をコーヒーに取り入れ始め、最初に出たのは刺梨アメリカーノだったと説明した。

雷さんは、われわれは栽培こそしないものの、コーヒー豆の焙煎やブレンド、抽出などを研究し、良いコーヒー製品を作ってきたと指摘。産地で栽培や一次加工を学び、求める風味や特徴を持つ生豆を作り、独自の焙煎理念と抽出理念でおいしい飲み物に仕上げていると語った。

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