カフェ店員に恋したけど難しい話

おしゃれカフェ

雨だった。
行く場所がなかった。

適当にカフェに入った。

カウンターに店員がいた。
マンチカンだった。
短い脚で立ってた。
エプロンしてた。

「ご注文は?」

メニューを開いた。
文字が頭に入らなかった。
逆さまに持ってた。

「ホットで…なんでもいいです」

次の日も行った。
同じ席に座った。
「ホットで…なんでもいいです」

帰って布団に入った。
「カフェ 店員 好き 話しかけ方」で検索した。

今日こそ何か言う。

テーブルの横に店員が来た。
口を開いた。

「いつものホットで」

何も言えなかった。

席でスマホのメモを開いた。
「話しかけるセリフ候補」を書いてきた。
全部恥ずかしかった。
スマホを伏せた。

それだけ。

雨が降ってた。
パーカーが濡れた。
一人で歩いた。

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